◆病気腎移植:「先進医療認定を」 患者団体、厚労相に要望書 /愛媛 ◆
治療で摘出した腎臓を修復して別の患者に移植する第三者間病気腎(修復腎)移植の先進医療申請について、病気腎移植患者らでつくるNPO法人「移植への理解を求める会」(松山市、向田陽二理事長)は20日、移植への理解と厳正な審査を求める要望書を小宮山洋子・厚生労働相に提出した。厚労省は23日に先進医療と認めるか審査する専門家会議を開き、認められれば一部保険が適用される。
 日本移植学会など5学会が今月に認定反対の声明を出したことへの反論として提出したもので、同NPOの野村正良副理事長は「臨床研究は順調。5学会の主張は、修正しながら移植を実施してきた実績を一から否定して理不尽」と訴えた。同NPOによると、国内の腎移植の待機患者は約1万2000人いるが、脳死などのドナーからの提供による移植は年間150〜200例のため14〜16年待つのが現状といい、病気腎移植普及が待機患者解消につながるとしている。
毎日新聞 8月21日‎
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